2011年09月30日

親会社からHONEY BEE!?【9/30追記】

白犬の発表会はスルーするつもりでいたのだが(KDDIの発表会も見てない)、聞き捨てならない名前のラインナップが…。

「HONEY BEE 101K」

は?と思った方も多い事だろう。HONEY BEEってあのWILLCOM主力端末のHONEY BEE!?
しかもケータイではなくスマートフォンへ昇格…ってちょっと待った。
HONEY BEEのコンセプトは「PHSの気軽さ」ではなかっただろうか。
高級志向ではなく、オモチャのような可愛らしい端末で通話・メール無料。
そこに魅かれて購入した方々も多いはずだ。かつて自分もそうだった。

先日のWILLCOM発表会でHONEY BEEシリーズを見かけないと思ったら予想もしないところでお目に掛かる事になってしまった。
もう白犬が何を考えているのか分からない。
WILLCOMを子会社にし、XGP(次世代PHS)を別会社で立ち上げ、PHS基地局撤去・自社中継局に置き換え、挙句の果てに主力ブランドを持っていく…。

正真正銘のHONEY BEE

「支援」する気で子会社にされたはずだが、今の状況ではとてもそうは思えない。
WILLCOMはどこへ向かおうとしているのか…。

【9/30追記】
2005年に京ぽん2ことWX310Kが登場して以来、後継機種「京ぽん3」が出るのを今か今かとずっと待っていた。
初代京ぽん⇒京ぽん2への進化が痒いところに手が届くワクワク感に満ちていたからだ(少し斜め上も有り)。
しかし、待てど待てど正当な後継機種が現れない。なぜかスペックダウンしたWX320KWX330Kが登場してズッコケたりしながらも、それでも京ぽなーはずっと待っていた。

そんな中「HONEY BEE」というブランドが登場。
次々とスペックアップした後継機種が現れ、これがシリーズ累計200万台突破の大ヒット。
京ぽんはどこいった!という声もあったが、これまでとは違った京セラクオリティ溢れる端末にWILLCOMの新たな魅力を生み出したのだった。
そしてWX340Kが登場。確かに京ぽんではあったがユーザーを満足させる端末ではなかった。
流石にWX310Kから5年も経てばフラストレーションが溜まる。更に京ぽん3マダー?という声すらウィルコマーから薄れていき、ついに事業再生ADR…。

再生法によって白犬から支援を受け、だれとでも定額HONEY BEE 4(WX350K)でWILLCOM再出発。
京ぽんの姿は無かったが、PHS健在時の「HONEY BEE」ブランド継続にウィルコマーはささやかな安堵を覚えたのであった。

ところが、
「HONEY BEE 101K」
これだ。

WILLCOMブランドとして定着したPHS端末が突然スマートフォンに変わってしまった。
言わば京ぽなーの心の支えとなってきたブランドがいとも簡単に携帯陣営に持っていかれたのだ。
しかしHONEY BEEは京セラのブランドであり、主にWILLCOM向けに供給していたのであってPHSだけのモノではないのは分かる。
だからと言って親会社にスマフォとして供給はあんまりだろう。
ローエンドをハイエンドに変貌させる力があるのなら、どうして京ぽん3をもっと早く出してくれなかったのか!ウィルコマーが言いたいのはこれなのである。

しかしこれが現実。WILLCOMも一昔「携帯1台目需要」を狙って失敗した経歴がある。
PHSとケータイの間には差が開き過ぎていたのだ。
携帯陣営が新機種を出せば当然のようにハイスペックな端末が発表され、PHSとなると音性通話に特化したローエンド端末。もうこれが業界の方程式のようになっている。
2005年12月に日本初のスマートフォン「W-ZERO3」が登場して早6年。何もかもが変わってしまった。
正当な京ぽん後継機種はもう現れないのだろうか…。

白犬にHONEY BEEを提供した京セラ。期待を抱いて良いのか分からないが、もしこの思いが何処かで伝わるのならば「京ぽん3マダー?」とだけ言わせてほしい。
 

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2011年09月23日

10機種の秋冬モデル

さて先日WILLCOMの発表会があった訳だが、その中でも注目できるのはストラップフォンイエデンワだろう。
ストラップフォンは重さ33グラムでフリスクサイズの超小型端末。
イエデンワはどこで血迷っ(略)何をどう見ても固定電話だがモバイル可能な無線端末。
どちらもやられた!感が強いが、実は数年前からコンセプトモデルが存在していたという。

個人的にはストラップフォン(WX03A)を非常に楽しみにしていただけに、やっと公式に発表されて嬉しい限りだ。
Eメールに対応していないとかBluetooth非搭載なのは特に気にならない。
勿論あの小さな端末が多機能なら面白いかもしれないが、コンセプトは「フリスクサイズ」。これに限る。
フリスクと一緒に持ち歩くのが非常に楽しみである。

イエデンワは固定回線に対応せず、あくまでもPHS回線を利用したモバイルオフィス端末だ。
配線はAC電源のみでスタイリッシュ、乾電池駆動可能なので移動中でも電話に出る事ができる。
流石にこれを主回線にする変わった人は居ないかもしれないが、カフェでも車内でも電話に出る姿は注目の的だ。
そんな注目は要らないという意見はまあ置いておいて、この製品にゴーサインを出した経営陣にちょっと驚きだ。

板っぺらスマートフォンやケータイではなく、あくまでも「通話に特化」した端末が勢揃い。
多機能な京ぽん3を待ちわびている気持ちは今でも変わっていないが、今のWILLCOMにそれを求めるのは酷だろう。
本来の企業体制が整ってくるまでは今回の発表会でも十分過ぎるくらいだと感じている。
時代に翻弄されず、ウィルコム(PHS)ならではの端末にこれからも期待したい。

なんとなく並べてみた

※画像はイメージです
 

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2011年09月18日

WX01UTの良品交換

11/08/27:携帯電話の原点「WX01UT」

発売されたと思いきや、突然販売停止という数奇な運命を辿るWX01UTであるが、これはプロローグに過ぎなかった…。

それはともかく、9月に入って「ウィルコムWX01UT対応窓口」からお知らせが届いた。
てっきりアップデートかと思いきや良品交換するのだという。
一式まるごと新品に交換してくれるのは嬉しいが、いくらローコスト端末と言えどかえってコストが掛かる処置に踏み切るとは思いもしなかった。
お知らせが届いた時点で電話番号を良品電話機に入れ替える必要があるらしく、専用窓口へ電話を掛ける事になる。
以下抜粋

「お知らせが届きました。」
『ご連絡有難うございます。その件なのですが、対応を変更させて頂けないでしょうか。』

なんだって?

『良品交換端末でも同じ不具合が確認された為、現在ご用意できる他の音声端末への交換でも宜しいでしょうか?』

あらまあ、交換しようにも同じ不具合が出ちゃ仕方が無い……え?他の音声端末だって!?
なんと無償で他のハイエンド端末(WX01UTと比べて)に交換してくれるのだという。
スマートフォン以外の音声端末ならWX340KでもWX330JZでもOK。悪くない話である。

でもWX01UTへの愛着というか、できれば同じ機種がいいと返答してしまうあたり自分は変わり者だと思う。
しかし

『現在再販の見込みが立っていない為、同機種をご希望されるのであればお時間を頂く事になりますし、この度ご提案させて頂いた訳ですが…。』

ああ、そうだった。当初の目的を忘れていた。WX01UTは残念だけど、折角だから便乗させてもらおう。
さて察しの良い方はお気づきかもしれないが、ここで少し欲が出てしまうのがウィルコマーなのである(?)。
ダメ元でWILLCOMの名機、あのW-SIMジャケットの名を挙げた。

「 『9(nine)+』はありませんか?」

まあ普通に考えて絶版した端末に交換してくれるなんてそんなウマい話は無い。
おいしい話は「2台目無料」までだろう。あれでも十分過ぎるくらいお世話になっているのだから。

『ちょっとお待ち下さい。(しばし保留音)はい、在庫ありました。ホワイトとブラックどちらをご希望ですか?』
「えっ」

耳を疑うとはこういう時に使うんだと思う。ダメ元で聞いたあの名機に在庫があるって!?
まさかそんなははは…

WS009KEとWX01UT

は…
ホントに届いちゃったよ…。販売はしてないけど故障等の為に端末自体は確保してあるって事なのかな。
しかし驚きである。まさかこの時期にアスモ(旧KES)の名機に再会できたのだから!


さてエピローグではないのである。←
WX01UTを購入時、だれとでも定額に加入していた。このプランはW-SIMには適用できず、普通の音声端末専用なのだ。
しかも「9(nine)+」に同封されていたのはW-SIMの最高峰(?)こと黒耳(RX430AL)

大好きなRX430AL

無事に電話番号移行が完了したのは良いが、このまま使うのは気が引けるので改めて対応窓口へ電話した。

「交換端末が届きましたが、W-SIMにだれとでも定額は適用できないのでは?」
『このままお使い頂いて大丈夫です。』



以前にもWS027SH(docomo版)再契約、0円運用黒耳。そしてこの度「『9(nine)+』inだれ定黒耳」への良品交換。こんなに融通を効かせてもらって良いのだろうか…。

WX01UTの再販の見込みが無いのは残念だけど、アフターサービスに本当に本当に感謝している。
更生中のWILLCOMではあるが好感度は全く落ちていない。
これからのPHSはどうなるのか、音声に特化して細々と生き延びていくのか。まあそれは自分には分からない。

一個人のウィルコマー過ぎないが、これからもずっと応援させてもらう事にする。
 

posted by ビター at 22:02| Comment(2) | TrackBack(0) | WILLCOM

2011年09月04日

オフ会バッグはバッグインバッグ

今更ながら「博士と一緒にオフ会バッグ」なるものを買ってみた。
モバイル端末を沢山お持ちの方々の持ち運び方法は様々。
1つずつケースに入れる、首から下げたりベルトループに取り付ける、できるだけポケットの多い服を着て…等々。

軽装となると必然的にポケットが少なくなるし、いつもベルトが付いてる服を着るとも限らない。
だからと言ってカバンにゴチャっと入れるのにはちょっと…。ならガジェット専用のカバンを作っちゃおう!というのがこのオフ会バック。

端末を入れた状態

大小15ものポケットがあり、ケータイ、スマフォ、モバイルルーターなんでもありだ。
しかしこのカバン、意外と小さいのである。そして取ってが少し貧相でこれだけで持ち歩くのは恥ずかs(略)合理的ではないかもしれない。
ここはバッグインバッグにして、あくまでも端末をあらゆる衝撃から保護するカバン(クッション)という使い方が良いかもしれない。

一澤帆布の鞄に鞄を入れます

今までカバンの中がゴチャゴチャしていたのがあら不思議、スッキリ収まり気持ちが良い。
通信機器に限らずコンデジやモバイルPC、ACアダプタやモバイルバッテリー等を色々まとめられるのが便利である。
ガジェットを持ち歩いていないと落ち着かない!という方々に是非どうぞ。
もう売り切れそうだけど。←

【09/08追記】売り切れました
 

posted by ビター at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 電子機器

2011年08月27日

携帯電話の原点「WX01UT」

WILLCOMの最新機種!と紹介するのは色々と難しいが、一応一番新しい機種「WX01UT」が発売されている。
これがビックリ、ブラウザはおろかEメールまで削ぎ落とした「通話・ライトメール」オンリー端末というのだ。
言わば固定電話の子機、いやそれ以下の機能しか無いと言っても過言ではない。
厚さ9.9mm、重さ60gと「X PLATE WX130S」より更に小さい形状となっている。

左:WX01UT・右:WX130S

メーカーはUTスターコム。何気に海外端末を触るのは初めてだ。
メニュー画面も日本製とは違う独特のクセがあり、最初は少し手間どうかもしれない。
電話とライトメール以外の機能を挙げるとしたらボイスレコーダ、世界時計、着信禁止タイム設定ぐらいか…。

でも意外とハード(媒体)としては結構使い易く、特にテンキーがWX130Sより断然打ち易いというのは大きなポイントだ。
最近よくある鏡面加工ではなく、ラバーコートの外装が手にしっとり馴染む。
胸ポケットに入れていてもほとんど気にならないし目立たない。
通話に特化するならこういう機種で良いのかもしれない。

小さな形状に驚き

高機能でも板っぺらみたいなスマートフォンがズラズラ並ぶ中、数世代前の機種を投入してくるのにはWILLCOM側の事情が垣間見えているようで何とも言えない。
他キャリアの端末を抱き合わせ販売するのもどうなんだろうと思ってしまう(使い方によっては魅力的だが)。
まだ更生中のWILLCOMに過剰な期待をするつもりは無いが、「WILLCOMらしい」PHSが登場するのを首を長くして待っている。

ソフトウェアバージョンアップでEメールに対応してくれないかな…。

【追記】
1週間も経たないうちに一時発売停止!?一部IP電話からの着信ができないソフトウェア不具合だそうで…。ズザー
 

posted by ビター at 16:49| Comment(2) | TrackBack(0) | WILLCOM

2011年08月15日

コクリコ坂から

正直なところ最近のジブリ作品は真剣に観ていなかった。
主人公に声優さんを起用しなくなった辺りからだろうか。
ラピュタや宅急便のようなジブリらしいファンタジーが感じられなくなった気がしてきたのだ。
時代の流れに合わせているのかワザと外しているのか、それとも自分の方が変わってしまったのか?

そんな中、何の予備知識も無く「コクリコ坂から」を観にいった。
脚本に宮崎駿氏、監督に宮崎吾郎氏という親子二代に渡る合作である。
…とは言うものの、吾郎氏は絵コンテを駿氏に一切見せなかったという。
駿氏ノータッチのゲド戦記にまつわるイザコザを引きずって…るのかどうかは知らない。

コクリコ坂から

とまあ余計な心配は要らなかった。
久々にジブリらしいアニメを観た。
時は1963年の横浜、旗のある下宿屋を営む少女(海ちゃん)と、旧清涼荘の取り壊し反対運動を指揮する少年(俊)の恋物語だ。
冒頭から「ああ、これは『おもひでぽろぽろ』みたいだ」と感じさせる雰囲気は何かホッとさせるものがある。
懐かしい時代背景とジブリらしいという二つの意味で、と言ったら皮肉になるかもしれないが。

ファンタジーも良いけど現実の一コマを切り取るアニメも良い。
全体的に平凡な感じはするものの、これは誰がどう観てもスタジオジブリである。
強いて言うならもう少し背景に気を配ってほしい事ぐらいか。
妙に浮いてるネオン灯ではノスタルジックが台無しなので、時代を描くなら徹底的な追及をしてほしい。
これが現実を切り取るアニメの難しさである。ファンタジーなら幾らでも嘘がつけるのだ。

偉そうな事を言うのはこれぐらいにして、次回作はジブリらしいファンタジー作品を観てみたいと思っている。
 

posted by ビター at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・漫画

2011年06月23日

「DELL Streak セット」の注意点【07/03更新】

新ウィルコム定額プランGが復活!と思いきや、何だかややこしいプランになってしまいました…。
「X PLATE x DELL Streak」が6/24から発売になります。
しかし従来のプランGとは別物なのでザッとまとめてみます。

・月額1450円にPHSのデータ通信は含まれない(音声・メールのみ)
・SB3GのUSIMをStreakに差すと自動通信してしまう(0〜5250円)
・2台で1契約のプラン(片方を機種変・解約不可)
新ウィルコム定額プランSと条件は変わらない(実質3G回線の付加のみ)

Streak自体は悪くないのですが…

つまりHYBRID W-ZERO3の月額1450円でPHS回線(理論値400kbs)使い放題プランの復活ではなく、単なるStreakの投げ売…セット販売で、WILLCOM史上最強プランのメリットが全くと言っていいほど生かされていません。
個人的にはちょっと残念な動きですが、購入を検討されている方々に知っておいてほしい事を以下に。

・新規契約よりも「もう1台無料+だれとでも定額」で加入がお得(割引が誰定に適用)
・W-SIM(RX430AL)への持ち込み機種変不可
・X PLATEのみを機種変してしまうと新ウィル定GSが新ウィル定Sに変更される
・お世辞にも快適な3G回線とは言えない…

DELL Streakの3GをOFFにしてWi-Fi運用はありだと思いますが、結局のところ端末が手に入るというメリットしか無いように思います。
それならSBMで普通にStreakだけを契約した事と何も変わりません。
使い方によってはPHS同士の無料通話・メール無料が生きてきますが、わざわざ2台1セットで買う理由がイマイチよく分かりません。
様々な条件を考えた上で加入を検討した方が良いでしょう。個人的にはスルーします。

黒耳プランG(docomo3G)のような最強プラン復活を望みます。

【07/03更新】
Streakセット唯一のメリットと言えばW-VALUE割引が1150円という事。
もう1台無料で加入した場合、月額1450円が発生しない為、割引1150円が無駄に消えてしまいます。
よく間違われますが端末料金(Streakの場合月額300円)に割引は適用されません。
そこでだれとでも定額(980円)、あんしんサポート(315円)、留守番電話サービス(105円)を付加する訳です。
例えば、

・(980+315+105)−1150=250円【月額550円】
・(980+315)−1150=145円【月額445円】
・(980+105)−1150=−65円【月額300円】
・980−1150=−170円【月額300円】

という感じで自分にあった組み合わせを選ぶと良いでしょう。
新規加入よりももう1台無料で「だれとでも定額」を付加してW-VALUE割引を適用させる。
裏技的(という程でもない)なメリットの見つけ方ですが、SBMと契約する事に何の躊躇も無いという方には少しは意味のあるセット販売かもしれません。
 

posted by ビター at 23:41| Comment(2) | TrackBack(0) | WILLCOM

2011年06月05日

『星を追う子ども』から「演出」を知る

背景の演出が凄いというよりも、背景と動画の一体感が素晴らしいとでも言いましょうか。

デジタルペイントが普及した今、アニメーション製作への壁は低くなったかもしれません。
何万枚ものセル画を永遠と手作業で塗るよりは楽…ではないんですねこれが。
デジタルだからこそ可能になった技法はグンと増えましたから、それを極限まで生かそうとするとそれこそ気の遠くなる作業が待っているのです。

自分が新海作品に魅かれる要素の大部分はこれですね。
今回の作品は人物の動きが今まで以上に繊細になってますが、背景に動画を貼り付けるだけではあんな映像にはなりません。
いくつものフィルタを重ねて初めて動画が静止画に溶け込む、この工程を省くと人物が妙に明るくなったり、いかにもデジタルペイントのベタ塗り感が目立ってしまう。本当に全体のバランスを考えた作品だと思います。

リピーターキャンペーンの非売品ポスター

デジタルならではの技法として、アスナとミミが見送る電車が挙げられます。
トゥーンシェイダーを用いて3Dモデリングに輪郭線を出し、更にビットレートを落とす事で2Dとの違和感が無くなっています。
冒頭の鉄橋、アパッチ(ヘリコプター)、終盤のシャクナ・ヴィマーナも同じです。
折角の3DCGをコマ落ちさせるなんて!ではなくて、その工程が無いとそれこそCGのヌルヌル感が出てしまうのでワザとカクカク感を出す。
つまり「アニメっぽくさせる」高度な作業と言えるでしょう。

今までの作品でも見られましたが、逆光のカットが多いですね。
逆光になると必然的に人物が薄暗くなりますが、逆光で差しこむ光でキャラクターを際立たせる演出は本当に美しいです。
日常の1コマをアニメにするのは誤魔化しが利きません。それはそれで面白い作業ではありますが、光の表現1つにしても気を遣います。
一方アガルタ世界でも太陽が昇り沈みます。どこか見た事のあるような景色ながらファンタジーの世界。
それでも雲の下に落ちる影、雲自身に掛かる影、雲の隙間から差しこむ光。異世界でも地球のどこかにありそうな景色を描く事で作品にスッと馴染む事ができるんじゃないかと思います。

夷族の巣からの脱出(COMPLETEブックから)

その他、アモロートの兵との戦いのシーン。作品の中でも見せ場の1つだと思いますがアクションが凄いです。
新海監督はこういう演出にも力を入れたのだなぁと感心すると同時に、モリサキの銃を阻止する為にシンが投げた剣が岩に突き刺さるカット。その剣にモリサキの驚いた顔が一瞬写り込んでいたりします。
こういう細かい所までこだわる作品はそう多くありません。

…まだまだ語りたい事は一杯ありますがこれぐらいで(笑)。
何回でも観たい「星を追う子ども」。次は人物像について書いてみたいと思います。


posted by ビター at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 新海誠

2011年05月24日

「2台目無料は代理店を待て」解禁!

※あくまでもWILLCOMの話題です
10/02/20:「2台目無料は代理店を待て」?

記事を書くには時期が遅くなってしまったが、結論から言うと「もう1台無料端末」にRX430AL付属のnicoハートを無事にゲット!
0円運用の黒耳を契約中である。まさか実現するとは…。

正確に言うと、前回の記事を書いていた時点で既に受付中だったのかもしれない。
それはTwitterの何気ない呟きに、もしもし本舗さんからの返信があった事から始まる。

中の人から返信が!

なんだって!早速電話して詳細を聞くと、別途URLを教えてもらって専用フォームから申し込む仕組みになっていた。
前回の記事にも書いたようにSIMジャケットが2台目無料端末のラインナップに入ってるのは代理店だけ。
月額0円(ユニバーサル料金も無し)、事務手数料無料、WILLCOM同士なら通話無料、仮にパケット通信しても上限2800円(約300kbps)。

時にはうまい話もあるものである(?)。
 

posted by ビター at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | WILLCOM

2011年05月08日

『星を追う子ども』から「喪失」を知る

秒速5センチメートルから約4年、待望の最新作『星を追う子ども』を観て来ました。
新海誠監督の作品は主に「日常」を描くものが多かった為、今回は特報・予告編が公開された時点で「おやっ」と感じた方々も多かったはず。
新海流ファンタジー(?)とはどういうものなのか、本当に楽しみにしながら劇場公開を待ってました。

冒頭はいかにも日本的な風景・家屋等が登場する監督らしい演出。細部まで計算された映像美に圧倒されるばかり。
「雲の向こう、約束の場所」ではあまりにも背景が美しくて、良い意味で情報量が多かった感がありましたが、今回は「秒速5センチメートル」と同様バランスの取れた演出と言えばいいのでしょうか。

そして注目したいのはキャラクターの動き。
「秒速〜」では監督が「自分には経験が少ないから背景(演出)で挑む」と言われてましたが、今回はアクションにかなり気合が入ってました。
それもそのはず、今回の作品の製作が「雲の向こう〜」等とは違うスタジオ体制。
経験を積んだスタッフも集まり、「長編アニメ映画」としての見応えバチグンです!
と、偉そうな事を言ってごめんなさい(笑)。

「喪失」がテーマになっていますが、誰しも生きている限り経験するもの。
受け入れるか受け入れないか、人によっても状況によってもそれぞれ。
地下世界アガルタに何を望むのか、アスナ、モリサキ、シンの3人の立場から「喪失」の先が見えてきます。
一見難しそうなテーマでありながらスッと受け入れられるストーリーが良く、そして深い感動を呼んできます。
自分自身も学生時代に大切な人を失いましたから(この度の震災でも)、その時の心にポッカリ穴の空いた感じは痛いほど分かります。
それでも時間だけは進行していく、この難しい疑問に「星を追う子ども」からヒントが得られるでしょう。
タイトルそのものにも意味があるので劇場でご覧下さい。

新海誠監督の世界観がまた広がりました。
「星追い」はかなり変化球な作品に感じるかもしれませんが、むしろ今までの作品が変化球だったのかもしれません。
監督自身「自分も一番見たかったアニメ」と言っておられる事からも、今回の作品から得られるものは多いはずです。
ここまで綺麗な終わり方をする映画も久しぶりな気がします。
1回では勿体ないのであと数回観に行くつもりです。新たな発見があると思いますので、また追記したいと思います。※Twitterでも備忘録的に呟いてます

星を追う子ども
 

posted by ビター at 22:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 新海誠