2011年08月15日

コクリコ坂から

正直なところ最近のジブリ作品は真剣に観ていなかった。
主人公に声優さんを起用しなくなった辺りからだろうか。
ラピュタや宅急便のようなジブリらしいファンタジーが感じられなくなった気がしてきたのだ。
時代の流れに合わせているのかワザと外しているのか、それとも自分の方が変わってしまったのか?

そんな中、何の予備知識も無く「コクリコ坂から」を観にいった。
脚本に宮崎駿氏、監督に宮崎吾郎氏という親子二代に渡る合作である。
…とは言うものの、吾郎氏は絵コンテを駿氏に一切見せなかったという。
駿氏ノータッチのゲド戦記にまつわるイザコザを引きずって…るのかどうかは知らない。

コクリコ坂から

とまあ余計な心配は要らなかった。
久々にジブリらしいアニメを観た。
時は1963年の横浜、旗のある下宿屋を営む少女(海ちゃん)と、旧清涼荘の取り壊し反対運動を指揮する少年(俊)の恋物語だ。
冒頭から「ああ、これは『おもひでぽろぽろ』みたいだ」と感じさせる雰囲気は何かホッとさせるものがある。
懐かしい時代背景とジブリらしいという二つの意味で、と言ったら皮肉になるかもしれないが。

ファンタジーも良いけど現実の一コマを切り取るアニメも良い。
全体的に平凡な感じはするものの、これは誰がどう観てもスタジオジブリである。
強いて言うならもう少し背景に気を配ってほしい事ぐらいか。
妙に浮いてるネオン灯ではノスタルジックが台無しなので、時代を描くなら徹底的な追及をしてほしい。
これが現実を切り取るアニメの難しさである。ファンタジーなら幾らでも嘘がつけるのだ。

偉そうな事を言うのはこれぐらいにして、次回作はジブリらしいファンタジー作品を観てみたいと思っている。
 

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2010年09月04日

トイ・ストーリー3

まさか続編が出るとは思わなかった。
第2作目は10年前、第1作目ともなれば15年前になる。
「2」で良い感じに話が完結していたから、この続きとなるとどうなるのか。
非常に楽しみであり、反面少し心配しながら映画館に足を運んだのであった。

トイ・ストーリー3

大学進学で家を出る事になったアンディはもうオモチャで遊んでいない。
部屋にはパソコンがあり、携帯電話もある。もうすっかり現代っ子だ。
そんな中、捨てずに捨てられなかったオモチャ達の中でウッディだけ大学へ連れて行き、残りのオモチャは屋根裏にしまっておく事にした。
ところが手違いで保育園に寄付される事になってしまい、ウッディも巻き込まれてしまう。
アンディに捨てられたと思いこんだオモチャ達(バズ、ジェシー、ポテトヘッド等)は保育園で新たな生活に希望を託すが、ウッディだけはアンディのもとへ帰ろうとする。
アンディ、ウッディ、残されたオモチャ達。それぞれが選んだ道とは…。

最高のエンターテイメント!

「少し不安」だったのは、何故このご時世に「3」を公開したのかという事。そして続きが全く想像できなかった事。
最近流行りの3D上映に便乗したのか、まさか興行収入を…という心配は杞憂だった。してはならなかった。
というかピクサー社を甘く見ていたのかもしれない。

脚本・演出が完璧すぎて非の打ちどころがない。

今までの作品から分かるように全てオリジナルで制作し、全て成功させてきた。
何でも映像化できる時代になっても「3Dアニメ」の第一線を保持してきた。
そんな彼らが中途半端な気持ちで「3」を制作するはずがないじゃないか!

第1作から15年経ってもキャラクターの質感は当時そのもの。
新キャラが登場しても、あくまでオリジナルキャラが主役。
テンポ、カット割り、お馴染のテーマソング等々、あまりにもバランスが取れ過ぎていて、最初から最後まで画面に釘付けになる。
15年前と言えば自分も小学生だったから、共感できる心情が描かれていてなおさらだ。
アンディよりは年上だが(笑)。

そしてラスト、「大人になったアンディが選択する方法とは」。

これが一番衝撃的だった…。勿論良い意味で。
誰もが予想し得た結末だったのに、恐らく誰も予想できなかっただろう。
この結末を考えるのにどれぐらいの時間をかけたのだろう?
こんなにラストがしっくりくる映画を今まで見た事がない。
間違いなく「子供から大人まで楽しめる万人向け映画」である。


…ちなみに自分は、オモチャ達に対してアンディと正反対の選択をしてしまったのだが、それで良かったのだろうか。
もしオモチャが生きているとしたら、それが幸せだったのだろうか。
映画を観終わった後、しばらく考えていた。

もしこの記事を見ている貴方に「思い入れのあるオモチャ」があるなら(あったのなら)、もう一度考えてみるのも良いかもしれない。
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2009年05月02日

「MUNTO」から「空上げ」へ(3)

09/04/25:「MUNTO」から「空上げ」へ(1)
09/04/29:「MUNTO」から「空上げ」へ(2)


「アクトの循環を復活させる事って、本当に正しい事なの・・・?」

天上世界の混乱を静める為にはユメミの力が必要。
ムント一人では救う事のできない世界。
そして天上世界にまつわる忌まわしい過去・・・。

天上世界にやって来た二人に反対するグリドリやグンタール。
力で解決しようとする彼らに苦戦するムントとユメミ。
本当の意味での救いには、ユメミにまだ足りないものがあった。
消し去る事のできない過去と、これから切り開く未来とは?
全てを知ったユメミは、事の重大さに自我を破壊されそうになる。

「ユメミ、お前には守りたいものがあるはずだ!」


前売り券と特典マウスパッド劇場版のカットでは無いですけど

「空上げ」6話後半から9話(完結)までが、4年前のOVAの続きとなる。
楽しみにしていただけに、この4年間は長かった・・・(嬉泣)。
正直ここまで深い話だとは思っていなかったが、テーマは2003年のOVAから統一されているので難解ではない。
と思っているのは自分だけかもしれないが。

そして「ムント劇場版」として4月18日から5月1日まで「京都シネマ」と「池袋サンシャイン」で公開された。
基本的にTVシリーズと同じ内容だが、劇場版だけでしか観られないディレクターズカット版となっている。
むしろあのクオリティでTV画面サイズは勿体無い!
サントラも生楽器を多様されているので、大音響で楽しむ甲斐があるというものだ。
主題歌も新たに用意されたものなので、もう観に行かない理由等ない。
と言っても、この記事を書いている時点で昨日までだったりするのだが(汗)。

「TVシリーズと同じ内容なら、DVD全5巻を揃えればよいのでは?」
もっともな意見だが、前回の記事でも書いたように「絵の動きだけ」が京アニクオリティでは無い。
オリジナル作品のファンの方々を満足させる何かが劇場版にあるので、今後作品に触れる機会があれば(DVD、BDが発売された時等)堪能して頂きたい。


2003年「MUNTO」
2005年「MUNTO〜時の壁を越えて〜」
2009年「空を見上げる少女の瞳に映る世界」
2009年「ムント劇場版〜天上人とアクト人 最後の戦い〜」

OVAに目を付けてから6年間。
オリジナルのファンでいて良かったと思っている。
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2009年04月29日

「MUNTO」から「空上げ」へ(2)

09/04/25:「MUNTO」から「空上げ」へ(1)


「力を貸せ!力を貸さなければ、天上世界も地上も破滅だ!」
突然現れた天上世界のムントはユメミにそう告げる。
天上世界を救う力(アクト)をユメミは持っているが、本人には自覚が無い。
最初は困惑していたユメミは、ムントが度々現れるにつれ、そして親友のイチコとスズメから自分にすべき事を気付かされ、ムントに力を貸す事に決める・・・。

世界の破滅は免れたものと思われたが、天上世界に戻った「アクト」を引き金に争いが生じてしまう。
地上にも影響が出始め、ユメミはムントに助けを求めるが、
「天上世界にアクトは戻った。お前にもう用は無い。」と退けられる。
しかしイチコとスズメの言葉に心を動かされたムントは、ユメミを天上世界へ連れて行く決意をする。
「世界の循環」を本来の姿に戻す為に・・・。


「空上げ」とは「空を見上げる〜」の略称です劇場版パンフレット

以上大まかにあらすじを書いてみたが、世界観を少しでもご理解頂けただろうか。
前半は2003年の「MUNTO」、後半は2005年の「MUNTO〜時の壁を越えて〜」の内容である。
2003年当時、京アニ本社は今よりも小さい建物で、入口のちょっとした販売コーナーの一角に「MUNTO」のDVDが並べられていた。
最初は「オリジナルなのか、ふ〜ん。」という軽い気持ちで観ていたのだが、ジワジワと「京アニクオリティ」に引き付けられ、2005年に続編が発売された頃にはすっかりファンになっていた。

それから4年後、「空を見上げる少女の瞳に映る世界」というタイトルで続編が公開・・・と思いきや「TVシリーズ」!?
もう一度OVA「MUNTO」からのストーリーを全9話で放送するのだという。
流石に6年前の動画では見劣りするのでは?という心配は杞憂だった。
キャスト総入れ替え、新たなサントラを100曲近く用意、そして新作カットが書き下ろされ、「新生MUNTOシリーズ」が誕生したのである!

6話の途中までは基本的にOVAの内容と同じ。
しかし再編集でここまで変われるものなのか!と衝撃を受けた。
全く新しいアニメーションを観ているようで、同時期の他の作品と比べても見劣りしない。
「京アニクオリティ」とは絵の動きだけでは無いのである。

6話以降は待望久しい「OVAの続き」となる訳だが、後日「劇場版」(の感動)と共に語る事にする。
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2009年04月25日

「MUNTO」から「空上げ」へ(1)

2003年、あるOVAアニメが京都から登場する。
原作は無い。つまりオリジナル。
しかも会社自らすべての制作費を出費。
完全自社作品として販売まで手がけるという試みがあった。

そう、「京アニ」こと「京都アニメーション」製作の「MUNTO」である。
自分自身今まであまり公言していなかったが、何を隠そうムントファンなのだ。
2005年に続編「MUNTO〜時の壁を越えて〜」も製作されている。

近年「京アニ」は社会現象を巻き起こす程のクオリティで様々な作品を手掛け、さらにアニメ主題歌までもがオリコンチャート上位をキープする等、アニメファンなら誰もが知る「京アニクオリティ」を業界に定着させた。

・・・のだが、ワタクシは京アニが手掛けた作品を全部観た訳ではない。
「少し違った角度からの京アニファン」と言えば良いのだろうか。
ただひたすらOVA「MUNTO」が好きだったのだ。

内容も言わば「その筋の方々」を狙った作品ではない。
学園モノに付き物の不自然な描写も無く、有名な声優さんを起用している訳でもない。
「興行収入を得る」という意図も感じさせない。
何故このようなOVAを作り上げたのか。

と言うのも世の中には「京アニクオリティ」に関して、「原作に助けられているだけ」等というネガティブな意見も聞く。
確かに原作そのものも有名なものが多いし、原作より先にアニメから入ってファンになる方々に意義を唱えたくなる気持ちも分からないでもない。
しかし、京アニには「MUNTO」がある。
完全自社製作作品がある以上「原作に助けられて〜」とは言えまい。

現に2009年、「京都アニメーション オリジナル作品 劇場用ムントシリーズ完結編」を公開してしまった。
自社作品で劇場版まで作られては、もう何も言えないのではなかろうか。
「京アニクオリティ」はそういった意味でも本物だと思っている。

劇場版に至るまでに「MUNTO」は、「空を見上げる少女の瞳に映る世界」というタイトルで再編集され、TVシリーズ(全9話)として放送された。
そして「ムント劇場版〜天上人とアクト人 最後の戦い〜」でシリーズ完結という訳だ。

ところで内容は・・・。今回は前降り、次回ゆっくり語る事にする。
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2008年12月26日

らき☆ビターズ

「ら**すた」21話の一部分を実写でお送りします。
太字が作品中の音声です。

カンカンカン・・・(踏切音)

京阪木幡駅超ローカル線です

か*み:「何も無い所ね。」

そうです。本当に何もありません。
あるといっても伏見桃山城ぐらい(しかも観光名所ではない)。

こな*:「仕事に集中できるから、これぐらいがいいんだよ。」

・・・良く言えばそうですが、何のフォローにもなってません(汗)。

第二スタジオ階段前一般人は入れません

*がみ:「?」
カシャッ(シャッター音)

京アニ本社入口電飾は普段はありません

カシャッ(シャッター音)
かが*:「意外と普通の建物ね。」

京都に「その筋」の建物は似合いません。普通で結構。
外観のイエローはイメージカラーなのでしょうか。

*なた:「作品数を絞ってるから、このぐらいがいいんだよ。」

これも何かのフォローなのかどうか分かりませんが(笑)、確かに大規模な施設は必要ないでしょうね。


この21話が公開された時点では、「第一スタジオ」はまだありませんでした。
おまけに第一スタジオをどうぞ。

本社と同じイエローカラー入口の中は・・・

第一スタジオは、ワタシの家から車で5分です。
本社よりも第一スタジオの方が色んな意味で凄いです。
扉の向こうは何かこう世界が違います。

以上、「ジン☆すた」をお送り致しました(←最初と違う)。


続きを読む?
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2008年08月22日

ベクシル−2077日本鎖国−

TUTAYAの更新がてら借りてきたDVDを連休中にやっと観れた。
近年流行り(かどうかは知らない)の3DCGアニメの一つ「ベクシル」である。
姉妹的作品にあたる「APPLESEED」はキャラに2次元のアニメっぽさを残しているが、こちらは多少デフォルメながらも生身の人間に近い映像で表現されている。
個人的にどちらかと言えば後者の方が嫌いではない。
その心は「なんとなく」である。以上。

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国連を脱退した日本がハイテク鎖国を開始して10年。
ついにアメリカの特殊部隊SWORDによる潜入が行われる。
しかし一瞬で計画が見抜かれ、命からがら生き残った女性兵士ベクシルだけが変わり果てた日本に足を踏み入れる・・・。

世界大国になったり、怪獣に襲われたり、挙句の果てには沈没してしまったりと何かと忙しい日本列島ではあるが、この度も大変な事になっている。えらいこっちゃ。
ハイテク鎖国により実態が暴かれないまま10年が過ぎた日本という設定は結構面白い。
盲点を突いて潜入を試みるハイカラな、じゃないハイテクな特殊部隊も妙に現実味があって「これはいけるかも」と中盤までは感じた。
しかし後半から少々マンネリ気味になり、事の発端が明らかになると何だかちゃちくなる。
「変わり果てた日本」には衝撃を受けたが、中途半端な政治的要素が逆効果になっているように感じた。

IMGP0161.JPGIMGP0160.JPG

だが映像は今までに無い衝撃を受けた。
3DCGさながらのカメラワークは勿論、あえて実写撮りのようなカットに是非注目してほしい。
CG内の擬似カメラを意図的に固定する事により、スピード感、臨場感がグッと増している。
フィクション映画には付き物の安っぽさが感じられない。
このような意欲作はどんどん作って頂きたい。

だがこういう類いのアニメに登場する女性は何であんなに強くて男っぽくていつも怒っているような顔をしているのだろうか。
何処かの誰かの理想像なのかどうかは知らないが、「強い、カッコいい」と言われて気分の良い女性はそれ程多く居ないだろうから、もう少し女性の繊細さを前面に出しても良いのではないかと思う。
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2007年06月17日

APPLESEED(アップルシード)

BoomBoomSatellitesが主題歌を担当しているというのだけで観に行った作品である。
日本初の3Dライブアニメというので期待もしていたのだが。
3Dライブアニメとは、実際に人物の動きをモーションキャプチャーで取り込み、それをコンピューター上で3DCGに反映させるという特殊な方法だ。
さらにトゥーンシェイダー(3DCGにわざと輪郭線を入れてアニメっぽく見せる方法)を加え、斬新な映画であった事は確かだ。

IMG_1466.JPGIMG_1467.JPG

ただ、せっかくの3DCGであるのにそれを生かした映像が少ない。
3Dであるからコンピューター上でマシンガン撮影(マトリックスのようにカメラアングルが自由自在)も可能であるはずなのに、これではモーションキャプチャーを利用した意味が半減してしまう。
何だか中途半端な感じがするのだ。
「別に3Dでなくても、2Dでできるよ」的映像になってしまっているようで、少し不満も残った。
でもこれからの3Dアニメの発展に大きく貢献した映画でもある。
2007年夏に公開の「ベクシル-2077日本鎖国-」で巻き返しをしてほしい。

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ちなみに参加アーティストが豪華なのでBGMに注目して観るべし。
個性的なアーティストの個性的な音楽性を良くここまでまとめて映像とリンクさせたなと思えば見応えがあるだろう。

【6/23追記】
現在「EX MACHINA(エクスマキナ)」というタイトルで、映画の続編が製作中である。
今度はカメラワークに凝った映像、更に進化した3Dライブアニメが期待できそうだ。
ブリアレオスがまだ人間であった頃に瓜二つのバイオロイドが現れ、デュナンが困惑する・・・みたいな話になるらしい。
ところで参加アーティストにBoomBoomSatellitesの文字が見当たらないのだが?

【10/23追記】
エクスマキナ観てきました。
前作で不満だった中途半端さが無くなりましたね。
マネキンみたいにぎこちなかった人物も滑らかになりました。
カメラアングル、カット、スローモーション。痺れました。
映像は100%良くなりました。見応えあります。
声優さんがデュナン以外ほとんど違う人ですが違和感無かったです。
衣装デザインも良いです。流石プラダ。ブリアレオス格好良過ぎ。
ただストーリーがね・・・。
だから「追記」にしました。
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2007年05月27日

ブレイブストーリー

「時をかける少女」と同時期公開だったこの「ブレイブストーリー」。
正直このアニメの方が断然面白かった。
前者はいわゆる「学園モノ」で、観たいと思う人は限られてくるが、後者は元々万人向けに製作されたものだからアニメの内容も変に偏っていない。
子供から大人まで楽しめる内容となっている。

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現実の世界で失った自分の家族を取り戻す為、ビジョン(幻界)にやって来たワタルとミツル。
ミツルはビジョンを滅ぼしてでも家族を取り戻そうとするが、ワタルは仲間と冒険をしていくうちに「自分だけの運命を変える事」が本当に正しいのか疑問を抱くようになる。
果たして2人は家族を取り戻す事ができるのか?

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アニメのクオリティは特別高くは無いが、CGの使い方が流石日本のピクサーのGONZOである。
クライマックスの魔物が襲ってくるシーンは圧倒される。
ただ二次元と三次元(CG)のギャップが少々激しく感じられるので、CGをもっとアニメっぽくすれば完成度はもっと高くなったのではないかと思う。
「運命」という重いテーマでありながら、「最初の味方は最後の敵」、「最強の敵は自分自身」というお約束も外していない。
そして最終的にワタルとミツルは対照的な結末を迎える訳だが、両者からの「現在を生きる人」に訴えるテーマが考えさせられ、また涙を誘う。
万人向けアニメにしては「訴えるテーマ」が重いような気もするが、すべての人が知ってほしいテーマでもある。
テーマソングである「決意の朝に(アクアタイムズ)」の歌詞がこの映画の要約と言ってもいい。
是非鑑賞して「現代を生きる人に訴えるテーマ」を堪能してもらいたい。
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2007年04月25日

時をかける少女

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去年の夏に京都シネマに観に行って、DVDが最近販売されたようだ。
なかなか好評だったみたいだが、同時期公開だった「ブレイブストーリー(GONZO)」や「カーズ(ピクサー)」等の大手デジタルパイオニア会社に少し押されていた記憶がある。
ストーリーも別に「何かを訴える」的内容ではなく、映画ならではのエンターテイメントで十分楽しめた。
「原作と全然違う!」と思いながら観ていたが、それもそれで良いのでは。
「原作の幅の広さ」を発揮したお手本とも言える作品だろう。
タイムパラドックスの話は好きなんだけど、どうもクオリティに目が行ってしまうのはワタシの悪い癖なんだろうか。
新海誠氏クオリティを見慣れたワタシとしては物足りなさを感じてしまうのである(アニメに限らないけれども)。
ストーリー(とバッハ)がなかなか良いけど、ここは厳しく客観的に「まあまあ」という事で。

ちなみに「時をかける『少年』」というタイトルだったらここまで好評を得る事はなかっただろう。
「その筋の方々」が世の中を動かしている事を実感できた映画でもあった。
posted by ビター at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・漫画