2008年01月03日

茶々-天涯の貴妃-

一体茶々の身に何が起きたのか。衝撃的な場面から始まる。
すると若き日の茶々に時間が戻り、現在と平衡するように物語が進んで行く。
そして次第に若き日の茶々が主体になり、時間軸に沿って物語が展開して行く。

この映画「茶々-天涯の貴妃-」の見所は何と言っても「和央ようかさん」と「伏見桃山城(大阪城)」だ。
宝塚の男役出身の和央ようかさんは、女性でありながら女性役が初めてと言う宝塚特有の人物。
俗に言う「モデル」や「女優」さんのような華のある演技をされる方では無いようだが、逆にその清楚な清潔感のある演技が時代背景に良く合っていて違和感が無かった。
たとえ脇役でも充分存在感はあっただろう。

そして大阪城に見立てられた京都にある伏見桃山城
外国映画ならCGで済ましてしまいそうなカットも、全て実写でやろうという日本映画独特のアナログ的な発想が素晴らしい。
改装に1億円以上掛けている事もあって見応え充分、最後の崩落シーンも度肝を抜かれる(総制作費は約10億円)。
昔は実写よりCGの方がお金が掛かったようだが、現在はその逆。
そういう時代にありながらも、京都の名所を「日本映画の醍醐味」に用いてもらえるのは非常に嬉しい。

物語全体としてはチープな構成で、主に人物の内面を描く映画である。
当時の人間関係を女性の立場、それも茶々を中心とした局地的な人物しか登場して来ないので「派手なエンターテイメント」を期待して観に行くと物足りなさを感じるかもしれない。
あくまで映画の売りを理解した上で鑑賞する事が望ましい。
あと衣装やセットのこだわりが非常に丁寧なので、美術に注目して観賞するのも有りだろう。

個人的に時代劇をあえて選んで観賞したのは初めてかもしれない。
でも目的のほとんどが伏見桃山城だったから充分ご満悦(笑)。
「そう言えば桃山城無くなっちゃったの!?」
ご安心を。桃山城は今日も伏見に土台を置き、清楚な街京都を見守り続けている。

和央ようか国道24号線から
posted by ビター at 14:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画
この記事へのコメント
この

ちゃちゃ姫

あれぇ〜?

いつの時代の人?


『 目の粘膜まで
  ジェルライナーを入れる
  エビちゃん風デカ目メイク

  マスカラばっちり

  眉3分の1曲げ描き

  ヌーディーリップグロス 』



めちゃくちゃ

今どきのメイク法

ですぅ。


つい数ヶ月前まで

わらわも  時々

このメイクしておったぞよ〜。





Posted by つるー at 2008年12月23日 06:58
>>つるーさん

え〜、つるさんですよね?
つるーさんだけに、スルーしてしまう所でした。

和央ようかさんのメイクは、映画本編ではここまで派手ではなかったです。
「宝塚時代の男性役」のイメージから違和感が出ない様に、宣伝に限ってこのようなメイクを施されたのだとか。
ファンの方々から受け入れ易くしてもらう為でもあった様です。

それだけ親しまれた「男性役の女性」だったのでしょうね。
その勇姿をどうぞ映画本編でご覧になって下さい。
Posted by ビター at 2008年12月30日 11:05
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