解体が始まって、もうすぐ原型が分からなくなるびわ湖タワーことイーゴス108を撮りに行った日は雨だった。
なんか幼い頃の記憶が微かに残っていて、「ああ、『切ない』というのはこういう時に使うんだな」と改めて感じた。
以前は草ボウボウをかき分けて真下まで近づけたのだがこれが限界だった。
大きなクレーンや重機で、雨の中でも金属音を立てながら少しづつ解体されていく。
付近は某量販店や住宅地に囲まれていて、滋賀県の方々には当たり前の景色として溶け込んでいたのだろう。
寂しい気持ちになっているのは自分だけではないはずだ。
拡大してみると作業してる人が居て観覧車の大きさがよく分かる。
しかしこの雨、台風の影響なのだがこのまま作業続けて大丈夫なのかな?というか「びわ湖タワー」の文字も相当大きかったのだなぁ。
さておき、跡形も無くなる前になんとか訪れる事ができて良かった。
ベトナムにわざわざ乗りに行く機会なんてそう無いだろうから、しっかり目に焼き付けておく事にしよう。
欲を言うなら「びわ湖タワー」の文字はそのままで再稼動してほしいな…。無理かな。
21年間お疲れ様でした。