2011年03月06日

新・鉄人兵団

昨年の「人魚大海戦」は、気合の入ったオリジナル作品ながら高評価とは言えなかった。
そして今年、1986年のリメイク「新・鉄人兵団」となる。
映画ドラえもんの中でも評判の高いこの作品がどうアレンジされるのか楽しみであった。

謎の信号を発するボールによって巨大なロボットが地球に送り込まれ、ドラえもん達は鏡の世界(左右対称の誰も居ない世界)に運び入れる事にした。
ザンダクロスと名付けたロボットで遊んでいたのもつかの間、実は恐ろしい破壊兵器だと分かった彼らは鏡の世界に隠しておく事にした。
そんな中、同じくボールによって導かれたリルルという少女が現れ、のび太はジュド(ロボットの本名)の居場所と鏡の世界への入り方を教えてしまう。
同時に謎のボールがジュドの頭脳部分だと知ったのび太達は、意思を通わす事のできるヒヨコ型に変形させピッポと名付ける。
しかしリルルとジュド、そしてピッポは「人類捕獲作戦」を密かに進行させていた。
既にリルル達の故郷「メカトニア」から鉄人兵団が地球へ向かっている!
思いとどまらせようとするドラえもん達と意思を通わすに連れ、ピッポとリルルは人類を奴隷にする事が正しい事なのか疑問を持ち始める…。

ハンカチを忘れずに!

リメイク作品には新キャラが付き物だが、今回はジュドの頭脳を親しみやすいヒヨコ型にする事で話に深みを出す手法が取られている。
原作ではドラえもん自らジュドの頭脳を改造する事で味方にしたが、今回はリルルとピッポが少しづつ心を開いていく様が描かれる。
そのあたりの構成は2007年の「新・魔界大冒険」と同じくらい面白く、原作には無かった彼らの過去も描く事でより一層キャラに共感し易くなっている。
祖国メカトニアで何があったのか、リルルとジュドの頭脳の関係は?
子供達にとって難解にならずにストーリーの幅を広げるあたりが素晴らしい。

映画を観る前、少し心配だったのは近年の条例により「保守的な内容」になるんじゃないかという事。
たぶんあのシーンはカットされるだろうな…と思いきや、原作そのままの描写に拍子抜け(笑)。
まあそのあたりはあまり語らないでおこう。劇場でドウゾ!
それよりもラストの緊張感、そして号泣必須のリルルの決断、そして主題歌「友達の唄」が…。
オリジナルストーリーを加えつつ、原作に忠実でキャラクターが生きている。
非常に楽しい新生ドラえもん映画であった。満足満足!
 
posted by ビター at 21:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラえもん
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