2009年11月23日

2012

2012これこそエンターテイメント!

ローランド・エメリッヒ監督の作品は何時見ても気持ちが良い。
その時代における技術力を最大限「映画」にぶつけてくる。
何でも映像化できる時代になっても、彼の映像美はまだまだ深くなっていくと思う。

「インデペンデンス・デイ(1996年)」で地球を宇宙人に侵略させ、「GODZILLA(1998年)」でニューヨークを怪獣に襲わせ、「デイ・アフター・トゥモロー(2004年)」で北半球を氷河期にしてしまった。
一見お約束なテーマかもしれないが、それこそが人々が求める娯楽映画の王道であり、後味も悪くない。
この度も「世界の滅亡」をCGを駆使して表現し、もうこれ以上のリアルさなんて無いのではないか、この先は実写でしか無理ではないかという程の映像を堪能できる。素晴らしい。

現実味に欠けるなんていう批判をしていたら映画はおろかテレビや本さえ見る事ができない。
むしろ世界を救える程の「あるもの」を登場させるなんて「あの国」しかないではないか。
地殻変動によって世界が沈むなら、「あれ」で生き延びる以外の方法があるだろうか。
極めて現実的であり、それを壮大なスペクタクルで表現するあたりがまさに「痒い所に手が届く」映画である。

CGの話を少ししておくと、建造物が崩壊していくスピードは物理学上の2分の1にしているんだとか。
稲妻もCGで表現した方が実写っぽく見えるというあたりが皮肉なところ。
「皮肉」と言えば崩壊する建造物にもしっかり込められている。
例えば(ネタバレじゃないよ)津波で流れてきた空母に押し潰されながら波に飲まれるホワイトハウスとかね。
このご時世の政治的要素をこっそり反映しているあたりが面白い(と言ったら不謹慎かもしれないが)。

エンドロールに日本人の名前が見受けられる映画も最近多くなった。
これからも島国日本ならではのスキルを発揮して、どんどん乗り込んで行ってもらいたい。
それにしても、あぁ面白かった!
posted by ビター at 18:43| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画
この記事へのコメント
以前からこの映画興味があったんですが
ビターさんの感想を聞いたら・・・
ますます観たくなりました!
Posted by 弾人 at 2009年11月25日 18:42
>>弾人さん

是非ご覧下さい!
こういうジャンルの映画を「ディザスター映画」と言います。豆知識。

エメリッヒ監督曰く、
「2012をとてつもなく大きな作品にして、ディザスター映画を終わりにしようと思った。」
次はジャンルを変えられるそうですが、その分「2012」は間違いなく映画史上最高のスペクタクルです!
Posted by ビター at 2009年11月26日 23:47
>稲妻もCGで表現した方が実写っぽく見えるというあたりが皮肉なところ。

これは、効果音を実際の音を録音するよりも
人工的に作った音の方が人間にはリアルに感じられるのとも似ているでしょう。
本物の稲妻を撮影しても、記録されるのはカメラのレンズを通して記録媒体に焼き付けられた映像です。人間の目で見たのと同じであるはずがありません。皮肉というより必然でしょうか。
Posted by ホンダ at 2010年09月01日 21:37
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