2009年08月19日

アマルフィ 女神の報酬

アマルフィ 女神の報酬テーマ曲もいいですよ〜

邦画で海外ロケ!なんて聞くと、一昔前までは「どうせ一部だけでしょ」とか「観光ムービーだろう」と白い目で見られていた。
それがどうだろう。この度の「アマルフィ 女神の報酬」は何と全編イタリアロケだ。
しかも主演が織田裕二氏ときたら面白くない訳がない!

と、Fジテレビの回し者みたいな事を言ってみたが、騙されたと思って是非映画館に足を運んでほしい。
映画館はおろか、レンタルショップも滅多に行かないという方も100歩譲って観に行ってほしい。

これ、結構面白いです。


テロ予告を受けて現地入りした外交官の黒田(織田裕二)は、偶然目の前で起こった誘拐事件の解決に手を貸してしまう。
一向に姿を見せない犯人グループはどうやら身代金目的では無いらしい。
テロとの関わりがあるのか?全く別の事件なのか?
舞台はアマルフィへ移り、巧妙な罠が少しづつ見え始める・・・。


この映画のロケ地は、サンタンジェロ城、スペイン階段、カピトリーニ美術館、ガゼルタ宮殿、そしてアマルフィ海岸など。
有数の世界遺産がスクリーンにいっぱい映・・・らないのである。
むしろ世界遺産は背景であり、ウットリ眺めている暇も無いほどカット割が早くテンポが良い。
海外ロケともなると、どうしても「観光ムービー」的な間延びが付き物だが、コロッセオですらアッサリ切られる。
じっくり見たければBSのハイビジョンでどうぞ、と言わんばかりだ。

というのも脚本がなかなかのもので、展開が気になって仕方が無い為、世界遺産など気にしていられない。
「全編イタリアロケ!」なんてのは誰かが勝手に付けた宣伝文句だろう。
日本国内で撮っても充分面白い脚本だ。
でも「アマノハシダテ 女神の報酬」では意味不明だし、かと言って「マンハッタン 女神の報酬」ではSFパニック映画か何かと勘違いされてしまう。
わざわざイタリアの観光名所を多様しているのは、クライマックスの伏線となってくるのでじっくり観て頂きたい(カットが早いけど)。
流石ミステリー作家の真保裕一氏である。
そりゃ映画ドラえもんも面白くなるはずだ。

まだまだ荒削りの部分も多いが、近年の邦画の中でもなかなかの力作だと思っている。
「今何か面白い映画やってる?」と聞かれたら「アマルフィ」と即答する勢いである。
最近よくある「制作費数十億!」とか「3部作完結編!」等という興行収入だけを狙った凡作には興味が(ちょっとある)湧かない。

世界遺産を堪能するのも良し、脚本目当てに行くのも良し、ひたすらカッコいい織田裕二氏を観に行くも良し。
この映画を面白くないと言う方は、山奥か谷底で修行をしていたか、遠い銀河の果てからやって来た宇宙人のどちらかである(失礼)。


これぐらいの力作がもっと増えればいいのだが。
posted by ビター at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
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