「知らない世界」系の観覧車特集で1分ほどでしたが、イーゴス108がベトナムにもらわれ、サンホイールとして生まれ変わった話の中で取り上げられました。
※コンプライアンス的に番組名や放送画像は控えています

↑実際に使われた画像がこちらです。びわ湖タワー遊園地は閉園しましたが、大観覧車イーゴス108だけは廃墟として10年以上残っていました。
去年の暮れ頃に、某TV局のディレクターさんから番組の中で使わせてほしいと連絡がありました。
最初は「まあ良いんじゃないですか」と素っ気ない返答しかしてなかったのですが(失礼しました)、連絡を交わしている内に、あっこの人本物だと分かって(重ねて失礼しました)どうぞお使いくださいと伝えました。
ちなみに観覧車研究家の福田優子さんをこの番組で初めて知りましたね。
研究家というより観覧車が好きで好きでたまらないお人なんだなぁという感じがしました。70を超えても夢中になれるものがあるというとは素敵です。個人的にお会いしてみたいですね。
ただ私の場合、観覧車がと言うよりも廃墟として佇んでいた高さ100メートルを超える鉄の塊がたまらなく好きで、時間を見つけては京都から滋賀に写真を撮りに行っていた訳です。
実際TVで紹介して頂いた写真も、構図とか見栄えとかを全然気にしていなく、ましてや高額なカメラで撮った訳でもない普通のコンデジの写真なのです。今だから言えますが(笑)。
この目で廃墟を見ているのが楽しくて、福田さんとは観覧車に対するアプローチが少し違うのでお会いできたとしても趣味が合わないかもしれませんね。
でも観覧車が好きでたまらないという気持ち、少しは分かります。研究に没頭できて羨ましいです。
折角なので、6年前には掲載していなかった「100メートルを超える鉄の塊」ことイーゴス108の画像を幾つかご覧ください。

カラフルなゴンドラと鱗雲のコラボが美しかったので。

10年以上風雨にさらされ、かつて真っ白だった骨組みはサビサビに。

ズームするともはや観覧車に見えません。サビサビサビサビ。

雨の中解体される観覧車。周りの遊園地跡地にはスーパーや電気店ができていました。

100メートル級の解体には100メートルのクレーンで。この重機もとてつもなく大きかったです。
まだまだ写真はありますがこの辺りで。ただただ廃墟って美しいのです。かつて人々で賑わっていた場所には誰も居なく、原形を留めたまま朽ち果てていくだけ。人工物と自然との融合に切なさを感じるのです。
ここが研究家との違いでしょうね。いやまあ当たり前ですが、私はただの隠れ廃墟フリークなので(あくまで自称です)。
ちなみにもうとっくに観覧車はおろか、びわ湖タワー遊園地は存在していません。6年前の写真を引っ張り出してきただけですので今行っても勿論何もありません。
タイトルから話が逸れてしましましたが、「観覧車の世界」放送後、TVを見てくれた方々が口を揃えて言ったのが「ギャラは?」「記念品とか貰えたの?」でした(笑)。
正直、何も無しです。隠すことでもないので。
もちろん期待していなかったと言えば嘘になりますが、紹介してもらえただけでも感謝しないと……と思いましたが、言われてみれば何も無しは、やっぱり、少し寂しいです。
でも、まあ最初に声を掛けてくださった時に「ギャラは?」などと聞いていたなら結果はちょっと違っていたかもしれません。意味深ですがこれぐらいに留めておきたいと思います。
とりあえず、純粋に嬉しかったという話がしたかったのです。声を掛けて下さったディレクターさん有難うございました。これを機にカメラの腕を挙げたいと思った次第です。
今後も楽しい番組に期待しております。

蛇足ですが、Winタブの壁紙にしてみました。6年の時を経て壁紙にしたくなる日が来るとは。