だれとでも定額パスという不思議なPHS端末がある。
Androidスマートフォンと一緒に持ち歩けば、キャリア関係無しにPHSの音声通話を利用できるというパスカードだ。
最近の
似たり寄ったりな板っぺらスマートフォンは主にパケット通信を重視しており、音声通話にあまり優しくない。追加料金でキャリア間は通話無料になる程度である。
そこに便乗というか目を付けたというか、
手持ちのスマフォにBluetoothで繋いでPHSの音声定額を利用してもらおうという発想だけは凄い。「だけ」と言ったら失礼かな。
で、別に宣伝記事を書いてる訳ではなくて、この発想どこかで聞いたことがあるような…と発売当初から思っていた。
というか既に手元にあるエクスプレスの
「スピードパス」にそっくりじゃないか。

エッソやモービル等のセルフスタンドで使えるこのスピードパスは、クレカさえあれば簡単に申し込めて、現金やカードを出してタッチパネルを操作する手間が必要なく、
マークにかざすだけで直ぐ給油が開始できる優れもの。しかも
リッター2円引き。
新たに契約するというものではなく、請求は今までどおりのクレカから引き落としされる。言わば固定電話の子機みたいな感じだろうか。
クレカの情報もパスには一切書き込まれないのから安心。
コンセプトそのものも面白いが、もっと面白いのは
どんなクレカでも登録できてしまうというところ。
画像にもあるように、自分の場合コスモ・ザ・カードに結び付けて使っている。
エッソでコスモのカードを使ってもガソリンの値引きは無いが、スピードパスを経由させれば2円引きになるという何とも不思議なパスである。勿論コスモでコスモ・ザ・カードを使えば一番お得な訳だが、今までみたいにスタンドを限定する必要性は少なくなった。
入会金や年会費も掛からず、クルマやバイクのキーに付けておけば財布を忘れても給油ができる。
持ってて損は無いとはまさしくこういうサービスなのだろうと思う。
今は他のスタンドでも似たようなサービスを提供しているが先駆者はエクスプレスだ。
やっぱり宣伝みたいになってしまったが(笑)、
だれ定パスもどんなAndroidスマートフォンでも使えるあたり本当にそっくりだ。
個人情報が問われる今、こういう非接触デバイスが色んな形で広まれば情報が守られ、お財布にも優しくなって一石二鳥だと思うのだがどうだろう。